元々のヨガ=瞑想法だった!

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今日は、伝統的なヨガについてのお話^^

ワークショップなどでは、何度かお話しているので
いつもクラスに来てくださっている方は、知っている部分も多いかもしれませんが..

そんな方こそ、ブログを読んでくださっていたりするので♡

 

クラスでは、お話していない
ちょっぴり細かな部分にも触れながら

書いてみようと思います♩

 

今の日本では、「ヨガ」と聞くと

カラダを動かすポーズ
ジムのプログラムのひとつ
ダイエットや美容のためにやるもの
カラダの柔らかい人がすごいポーズをしてる!

みたいな、「フィットネス」のイメージが強いかと思います。

 

先日たまたま、ヨガをしたことの無い方とお話する機会があり。

一般的には、まだまだヨガのイメージって
「フィットネス」なんだなぁと、改めて感じました。
(そんな楽しみ方も、◎だと思うけど^^)

 

一方、元々のヨガは

背骨を伸ばして座り
五感を制御して(内に向けて)
一点に集中し
あるがままを観る

というようなことをする。

=いわゆる「瞑想法」をすることがヨガでした。

 

この元々のヨガは
「古典ヨガ」「ラージャヨガ」などと呼ばれ

「ヨガスートラ」という書物に、理論・実践法などがまとめられています。

 

スタジオでも紹介したことがある、おすすめヨガスートラ。表紙デザインが変わりました〜!

——————

 

ヨガスートラをまとめたのが、パタンジャリさん。
下半身がヘビの伝説の偉人らしい。笑

 

そのヨガスートラに書かれているのは

「心の法則性」=「心理原理」「精神思想」

です。

 

主に「こころ」について、書かれているということ。

カラダのことは、ほぼ書かれていない.. !

 

 

そして、ヨガスートラをまとめたパタンジャリさんは、とても多彩なお方だったらしいのだけど。

ヨガスートラの序文には、こんなことが書かれています。

 

ヨガによって心の、文法によって言葉の、医学によってカラダの
それぞれの問題を取り除く、最高の師 パタンジャリに栄光あれ

 

…そう、ヨガは「心の問題」を取り除くために編み出された実践法でした♩

 

生きていると、苦しいことって色々ある。。

それを「どうにかしたいー!」という想いから生まれたもの。

 

じゃあ、なんで今は
ヨガってポーズなんだろう?というと..

 

ヨガスートラの誕生から、だいぶ経った頃。

カラダを使う(=ポーズをとる)ヨガのベースとなる

「ハタヨガ」が誕生します。

(ハタヨガの詳しいお話は、また機会があれば^^)

 

ハタヨガが生まれた当初、ポーズ数はそんなに多くありませんでした。

(15ポーズとか、32ポーズとか…文献によって色んな説はあるけど、とても少ない!)

 

でも、その後。

さまざまな人たちが、自分オリジナルのヨガを伝えていって…
(シヴァナンダヨガ・アシュタンガヨガ・アイアンガーヨガ etc. etc..)

 

今では、「〇〇ヨガ」と名前が付いて…
いろーんなヨガ・いろーんなポーズが溢れています。

そして現代では、このポーズをとるヨガの方が主流になっています。

 

 

 

でも全て。

ベースには「ヨガスートラの教え」があるはず。
(よほど変なヨガじゃなければ。)

 

なので、フィットネスとして。運動不足の解消として。

カラダのためにヨガをはじめたとしても。

 

 

気持ちが晴れやかになったり♩

ストレスを上手に解消できるようになったり。

なんだか最近、穏やかでいられる日が増えたなーなんて感じたり。

 

カラダだけでなく。
なんらかの ” 心への影響 ” を感じられるのだと思います^^

わたしは、そんな部分にとても惹かれて、ヨガをはじめました♡

 

日々のクラスでは
どうしてもカラダを動かすことがメインになるのだけれど。
(それにも理由があったりする^^)

 

ほんの少し、元々のヨガのエッセンスを感じてもらえるように..♩

クラスの冒頭で、ちょっとだけヨガスートラの教えに触れてみたり。

たまのワークショップで。
ヨガの教えだけをお話する、全く動かないクラスなどもしています^^

 

 

ただ。

「ヨガをしているのに、ヨガの教え(哲学)には全く興味がわかない。」
「動くことが、とにかく楽しい!」

なんて方もいると思います。

「スピリチュアルっぽくて、ちょっと苦手..」

とか。それも、大丈夫ですよ〜◎

 

わたしは好きなので、こんな話をしていますが.. 笑

 

ヨガに限らず。
何かを学ぶことって、その人にとって

ベストなタイミング
必要なタイミング

で “学びたいな”と感じるもの。

 

興味が湧かないのであれば。

今世では
「ヨガの教えを学ぶことは不要!」
なのかもしれない^^

 

そして。
受け取れる準備ができていないと
たとえ話を聞いたとしても通り抜けてゆく。

 

ヨガクラスで、よくお伝えしていることでも。

数年経ったある日…
「はじめて聞きました〜!」

と、言ってくださる方がいる。

そんな時。
「今日が受け取るタイミングだったのだな♩」
と思ったりします。

タイミングには、良い・悪い/早い・遅い、上下はない!みんなそれぞれのタイミング。
全部を頑張って、覚えている必要はないよ。

 

無理に学ばなくても、日々の実践だけでも十分!
受け取れるものがあります♡

あなたの好きなヨガを続けてくださいね。

 

 

ヨガの教えだったり。瞑想法だったり。
興味のある方は、一緒に学んでいけたらいいなと思っています♩

 

今日は古典ヨガのお話でした〜!

 


今日お話した「ヨガ」は、自己修練のために体系化されたヨガのことを指しています。

ヨガ界隈でよく聞く「ヴェーダンタ」とか「バガヴァッドギーター」に出てくるヨガは、またちょっと別のもの〜と思っておいてください^^

 

 

毎日をここちよくするヨガライフを

しょうこ

 

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