人生の役割「ダルマ」を生きること

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先日、ある方のSNSを見ていて
(質問を募集されていた。)
こんな感じの質問が目に留まりました。

” 家事をすることやサポートすることに、心から喜びを感じる。
だけど、これは仕事とは言えないですよね…
やっぱり稼がないとだめですよね? “

 

その質問を見て、
えー!!なんてもったいない!と思った。

だって、「心から喜びを感じること」
もうすでに見つけられているって
とても素晴らしいことだから。

それは、自分の道を生きているということ。

ヨガの中ではこれを「ダルマ」と呼んだりする。

 

ダルマとは、「人生の役割」「義務」「使命」と表現されたりするもの。

 

わたしたちが自分の人生において
「苦しい」と感じるのは

“自分のダルマを生きていないとき” です。

 

そして反対に。

「喜びを感じる」ようなことは
その人のダルマである可能性が高い!

「人生の役割」なんて言葉を聞くと
なんだか崇高なものを探したくなりますが… 笑

 

それはもう、意外と目の前にあったり。

あなたがすでに毎日、当たり前のようにやっていることかもしれません。

 

 

最初に書いた、質問を見たとき。

家事をすること・サポートすることが
この方のダルマなんだろうな

なんて、ふと思ったりした。

 

だけど
「なにか仕事をしないと」
「稼がないといけない」
みたいな気持ちがあって
質問をされたんだろうな…と。

 

この方の気持ちがわかる方
きっとたくさんいるんじゃないかな〜!
(わたしも、すごくわかる…)

 

なんとなく
「稼がないと」という思いがある。

「すごいことをしなくちゃ」
「ちゃんとしなくちゃ」とか。

周りの人と比べて、どうか…とか。

 

自分の喜びみたいなものを無視して
ダルマから離れてしまうこと。

きっと、たくさんあると思ったのです。

「ダルマ」は本当に人それぞれで。

 

例えば、今生での役割が
「家族と丁寧に向き合うこと」
だとして。

家族との関わり・サポートに心から喜びを感じている!のに…

SNSで活躍している同世代の女性を見たりして
「これだけじゃダメだ」なんて思いが生まれ、ダルマから遠ざかる。

ダルマから遠ざかるほど、人生には「苦」が多くなります。

 

 

反対に、SNSの中で目立つ存在になって。
多くの人に何かを伝える役割を持っている人だっている。

そういう人は、それをしないと「苦」を感じることが多くなる。

 

ダルマではない方向。
違う道で無理に頑張ろうとするとき、人生は苦しいものになる。

(ヨガのポーズも一緒!無理に頑張ることは「苦」を生む。)

もちろん、家事がその人のダルマだったとしても。

本当にお金に余裕がなく
稼がないといけない時期も
訪れるかもしれない。

 

ダルマを見つけたからといって
“ダルマだけ” で生きられるわけではなく。

「困難なことが起こらない」というわけでもない。

(困難を通して、気付く・成長することも必要だったりする。)

 

だけど今回のパターンの場合。

人間、本当に必要で切羽詰まっているときは
聞く前に、動き出すから…

「稼がないといけないですよね?」と
誰かに聞いているうちは、きっと緊急性がないとき。
稼がなくても、大丈夫な環境にいらっしゃるのだと思う。

 

だとしたら!
今の生活に心から喜びを感じているのに
無理に稼ごうとする必要はないのにな、と思ったりする。

 

それに、金銭が発生しなくたって。
家事をすること・家族をサポートすること。

絶対に必要で、大事な仕事ですよね。

ヨガでは、自分のダルマを見つけること。
自分のダルマを生きることが大切だと考えられています。

それが最終的に、「苦」を取り除き「幸せに生きる道」だから。

 

ダルマを見つけるためには
自分をよーく観察して。

喜びを感じる瞬間を見逃さないこと。

 

それは、誰かから見て「素晴らしい」と思われることじゃなくて全然いい。

あなたが「喜びを感じること」です。

 

 

毎日をここちよくするヨガライフを♡

しょうこ

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